家具や棚を取り付ける時は下地を探してしっかり固定しよう。
こんにちはgolgoです。
今回は購入家具やブラケット(棚受け)などの取付けをする際の壁の下地(ビスを効かせる場所)を探す方法を紹介します。
「壁に付けたけどちゃんとビスが効いているか不安…」
「取付けた位置だとビスが空回りする…」
「取付けしたけど外れてしまった…」
そんな方の助けになれれば幸いです。
闇雲にビスを打っても効かない。
部屋に購入した家具やDIYなどで棚板などを取り付ける際、壁面の下地が入っている場所にビスを打って取付けをしないと取付けたい物はしっかりと固定できません。
仮に一時的に固定ができたとしても、身体をぶつけてしまった時や引き出しや扉の開け閉めなど使用しているうちに壁面がボロボロになって取れてしまったり、倒れてしまう場合もあります。高い位置に取付けた物であれば重みに耐えれられなくなり落ちてくる危険性があるので、下地にしっかりビスを効かせて固定しましょう。
下地を探してみよう。
壁面の中にある下地を探す方法ですが、下地探しという道具を使って探していきます。
下地探し
上の画像のように建築物の壁は壁紙(ビニールクロス)・石膏ボード(ほとんどの場合厚さ12.5㎜)・下地材(木材・LGS・コンクリート)からできています。
壁の下地は455㎜ピッチで入っている事が多いです。(たまに303mmピッチの場合もあります。)
これは石膏ボードの規格で3×6板(910×1820)の半分の寸法と3分の1の寸法です。
スケールには455mmごとに矢印が書いているので、1つ下地位置を見つけるだけで隣の下地位置もだいたいの位置は把握することができます。
下地探し(針)での下地探し
取付けたい物の取付け位置を出し、取付け物で針穴が隠れる位置に針を刺して下地を探します。
針が奥まで入らない→下地アリ
針が奥まで入る→下地ナシ
100匀の物で下地探し
頻繁にDIYをする方は上記のような道具を購入しても問題ないと思うのですが、たまにしかDIYはやらないという方には、100均のネオジム磁石がオススメです。
石膏ボードを貼ったビスに反応して壁に付いてくれるので下地位置を把握する事ができます。
金槌(玄翁)で下地探し
金槌(玄翁)の丸い面で壁面をトントン叩いていくと音が変化する箇所があります。表現が難しいのですが、身が詰まってるような音に変わる所に下地が入っています。
取付け箇所の近くに他の家具や棚が付いている場合
他の家具や棚が取付け箇所の近くに付いている場合は、すでに取付けされている物のビス固定されている位置から下地の位置を把握する事ができます。
下地がない所に取付けする際の対処方法
取付けしたい位置に必ず下地があるとは限らないので下地がない場合の対処方法を紹介します。
ボードアンカーの使用
下地がない場合はボードアンカーという物を使用する事で下地がない場所でもビスを効かせる事ができます。
ボードアンカーの取付け方
1.取付け位置に付ける家具・ブラケット(棚受け)を当てがいした穴をあける。(付ける物を当てがわないとアンカー取付け位置が正確に出ないので、必ず取付け物を当てがう。)
2.下穴をアンカーが打ち込める大きさまで拡げる。(インパクトドライバーのピットで拡げると丁度いい大きさになります。)
3.ボードアンカーを打ち込む(インパクトドライバーでやる場合は破損させないように気をつけて優しく打ち込んでください。)
4.材料を固定して作業終了。
私がオススメする下地探しで必要な道具
下地探し(木造住宅ならこれ1本あれば十分です。)
シンワ測定 下地探し どこ太 Smart 35mm マグネット付 78592「下地センサー」 価格:1,265円 |
ネオジム磁石(100均で買えるのでコスパが良いのでオススメ)
あったら便利な道具
下地センサー(仕事では使っていないのですが初心者さんや上記の物だけでは不安な方はあれば便利だと思います。)
下地センサー シンワ測定 壁裏センサー 下地探し Basic 78575 DIY 大工道具 下地チェッカー 工具 簡単 壁裏探知器 シンワ測定 価格:1,426円 |
まとめ
今回DIYで棚などを取り付ける時の基礎知識の下地の探し方に関して紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
今回の説明でわからない事などありましたら、ぜひ問い合わせしてください。
当ブログではこれからも少しずつではありますが、建築や木工のノウハウを紹介していこうと思っていますのでよろしくお願いします。