こんにちはgolgoです。
今回は私が仕事で家具(吊戸棚)を取り付ける際に使っている取り付け方法を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
主な作業手順
1.取り付け位置を決める。
2.取り付け位置の墨出しをする。
3.下地位置を確認し、マスキングテープなどで印をする。
4.取り付け時に吊棚を支えておく突っ張り棒を用意する。
5.吊棚を突っ張り棒に乗せ、墨出しした位置に合わせる。
6.下地のあるところにビスを打って固定する。
7.キャップ等を付けて作業終了。
1.取り付け位置を決める。
取り付け位置は基本的には自由に決めてOKです。
注意点があるとすれば、
取り付け位置に物が入るか寸法確認。
取り付け位置にスイッチやコンセントなど干渉物がないか確認。等
取り付ける位置に弊害がないかを確認すれば大丈夫です。
2.取り付け位置の墨出しをする。
取り付ける位置を決めたら、左右に高さの墨を出します。
この時なるべく鉛筆で片側はしっかりと見えるように墨を出してください。
反対側は消しゴム等ですぐに消せる濃さで墨出しをしておくと、取付け時に高さが多少ズレても消す事ができます。
マスキングテープを貼って高さを出してもOKです。
マスキングテープなら剥がせば良いだけなので壁に墨が残りません。
ただし、しっかり貼らないとズレてしまうというのと、壁紙によってはマスキングテープが貼り付かない物もあるので、まず薄く墨出しをしてマスキングテープを貼ってみて貼りつかなかったら、片側だけ墨を濃くするやり方がベストだと思います。
レーザー墨出し機を持っている場合は、片側にまず墨を出し、レーザーから墨出し高さを追うと水平に墨を出すことができます。
3.下地位置を確認し、マスキングテープなどで印をする。
墨出しをしたら、取り付け物で隠れるところで下地探しをします。
吊棚の場合は固定がしっかりできていないと落下の危険性があるので、取り付け位置の壁面にある下地位置を全てマスキングテープを貼って印をしておいてください。
4.取り付け時に吊棚を支えておく突っ張り棒を用意する。
下地位置の印をつけ終わったら取り付け時に吊棚を支えておくための突っ張り棒を用意します。(片手で軽く持てるような物の場合は用意しなくてもOKです。)
取り付け位置の高さ(吊棚の下端までの高さ)寸法+2~3㎜程度に棒材2本をカットして壁に立てかけておきます。(この時墨を隠さない位置に棒材を立てかけておいてください。)
前方を支える突っ張り棒は吊棚の天板下端になる高さ寸法から+2~3㎜で用意して、取り付け時にすぐ取れる位置に置いておきます。
5.吊棚を突っ張り棒に乗せ、墨出しした位置に合わせる。
突っ張り棒を用意したら、取り付け時に使うビスを取り付け位置近くか、ポケット等に入れて用意しておき、吊棚を取り付け位置に持っていきます。
取り付け位置に運んだら先ほど用意した突っ張り棒の上に乗せ、片手で落ちないようにしっかり押さえながら前方用の突っ張り棒を掛けます。(ここまでやれば少し手を放しても落下はしません。)
突っ張り棒で吊棚を支えたら墨出し位置に合うように突っ張り棒で高さを微調整します。(微調整時は吊棚が落下する可能性があるので片手でしっかり押さえながら微調整しましょう。)
6.下地のあるところにビスを打って固定する。
位置合わせが終わったらビス固定をしていきます。
下地のある位置にドリルでビスより少し大きめの径の下穴をあけてインパクトドライバーを使ってビスを壁に打ち込みます。
吊棚はしっかり固定できていないと落下の危険性があるので下地のあるところはなるべく全てビスを打ちましょう。
2つ以上の吊棚を繋いで取り付けする場合は、1台は繋ぎ位置から遠い下地位置の所でビスを打って仮固定しておきます。
もう一台を取り付け位置に持っていき繋ぎ作業をしてから、壁固定(本締め)をします。
壁内に収める場合は壁に新聞紙などをあらかじめ貼っておくと壁紙を傷付けずらくできるのでオススメです。
7.キャップ等を付けて作業終了。
ビス固定を終えたら、ビスキャップを使用する場合はキャップをして作業終了になります。
まとめ
今回は吊棚の 取り付け方法 壱の型 を紹介させていただきました。
同じ吊棚でも他の取り付け方法も沢山あるので、いずれ紹介していきたいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました。